背が低いとラグビー不利なの?  ラグビーにおけるチビの強み! 《後編》

こんにちは〜tokumaruです!

 

前回に引き続き、

背が低い子はラグビー不利なの?

ということについて書いていきます。

 

前回、背が低くても活躍できるポジション

として、バックスの中のSH.SO.WTB

の3つを紹介しました。

 

今回はフォワードの中から2つ紹介します。

 

フォワードはバックスに比べ

肉弾戦が多くなるポジションですので、

やはり大きい選手が多いですし、

その背の高さを武器にしているチームも多いです。

 

しかし、小柄でも工夫次第では

フォワードで十分に戦うことができます!

 

 

「身体は小さいけれどフォワードをやりたい!」

 

 

そう思っている人も、ぜひ諦めずに挑戦してみてください!

 

 

○ HO (フッカー) 2番

スクラムの最前列の真ん中で、

最も激しく体を張り続ける

フォワードの要です!

 

f:id:tokumarugby:20200401121222j:image

 

スクラム組むのに身長差は大丈夫なの?

 

そう思うかもしれませんが、

両サイドのプロップの選手との肩の位置

は合うように組むので問題ないのです!

 

スクラムの中にボールが投入されると

そのボールを足で蹴って自分のチーム側に

送り込むフッキングという仕事を

フッカーがしなくてはなりません。

 

身長が低いということは、

(いい意味で)足が長すぎず、

小回りが利く足さばきができます。

 

つまり、フッキングにも有利なのです!

 

さらに、身体が小さい代わりに

走力に秀でた選手になれば

タックルが起こるとできるブレイクダウンという密集に

素早く到達できるという利点があります!

 

 

○ FL (フランカー) 6.7番

一言で言うと、タックル職人です!

フランカーはフィールドを走り回り、

バックスのような働きをすることも多いです。

 

f:id:tokumarugby:20200401115543j:image

 

背の低いフランカーの選手は、

スピードを維持しながら

体重を増加させパワーをつければ、

むしろ脅威になります!

 

フォワードのように密集での肉弾戦を

求められる場合、腰の重心が低い方が

有利になるからです。

 

相撲などでは「腰が高い」と表現されますが、重心が高いとそれだけ衝突時の衝撃に耐えにくくなりますよね!

 

スピードがあり、かつ重心の低さを活かしたコンタクトができれば、

大きなフォワードを相手にしても

問題なく活躍ができます!

 

タックルを頑張りたいという選手には

もってこいのポジションですね!

 

 

 

前回からここまで背の低い子でも活躍できる

ポジションについて書いてきました!

 

最後に

ラグビーにおけるチビの武器

について書いていきます。

 

結論から言います。

 

 

 

低さ

 

 

 

です!

何言ってるんだって感じですよね。

 

f:id:tokumarugby:20200401134134j:image

 

フランカーの説明のところで

腰の重心の話をしました。

 

そこからも分かる通り、

ラグビーというスポーツでの最大の武器は

低いタックル・低いヒット

なのです。

 

ハイタックルという反則をご存知ですか?

肩より上のタックルは危険なので

ルール上反則と決められています。

 

f:id:tokumarugby:20200401134353j:image

 

ですから、ラグビーにおいては、

低いタックルが必要なのです。

 

 

これで分かったと思います。

 

 

背の高い人と背の低い人、

どちらの方が低い姿勢を取りやすいですか?

当然低い方ですよね!

 

また、背の高い人は的が大きいですから

タックルに入りやすいものです。

 

逆に背の低い人が、低い姿勢で

ヒットしてきたらどうしますか?

さらにそれより低い姿勢で入らないといけないですよね!

 

総じて低さの観点では

背の高い人より背の低い人の方が

圧倒的に有利なのです!

これを使わない手はありません!!

 

常に低さを意識して

タックルの練習、ヒットの練習

に取り組んでいきましょう!!

 

最後まで読んでいただき、

ありがとうございました!

 

 

 

 

背が低いとラグビー不利なの?  ラグビーにおけるチビの強み! 《前編》

こんにちは〜tokumaruです!

 

今回は、

背が低い子はラグビー不利なのか?

という疑問について

書いていこうと思います。

 

 

突然ですが、

ラグビーをやっている人って

背が高くて、体格が良くて、

いかにも強そうな人が多いですよね?

 

f:id:tokumarugby:20200401015200j:image

 

ラグビーにおいて、

身長が重要視されるポジションは

もちろんありますし、

 

ハイパントキックという戦術や、

ラインアウトというセットプレーなど、

背の高いプレーヤーが有利な

場面はたしかに存在します。

 

 

でも、

 

 

「自分は背が低いから、、」

 

 

そんな理由で

ラグビーを諦めて欲しくない!

 

その思いからこの記事を書きました。

 

これを読んでいただけると、

チビの生きる道

見出していただけると思います!

 

 

 

 

まずは、背が低くても活躍できる、

ポジションについて

いくつか挙げたいと思います。

 

 

 

○ SH(スクラムハーフ) 9番

低身長の人が1番多いポジションです

むしろ低い方が有利だとも言われます。

 

f:id:tokumarugby:20200401014938j:image

 

ラグビーはタックルをされて倒れると

ボールを離さないといけないスポーツです。

なので、タックルが起こるたびに

ボールが地面にある状態が発生します。

 

それを拾ってパスをするのが

スクラムハーフの役割です。

 

下にあるボールを拾うのは

背の高い人より低い人の方が

簡単だし、速いですよね!

 

スクラムハーフは試合中、

最も多くボールを触りますし、

最も多く走らなければなりません。

 

なので、チームで1番パスが上手く、

1番スタミナがある必要があります!

スクラムハーフで頑張りたい人は

まずはこの2点を高めていきましょう!

 

 

SO(スタンドオフ) 10番

一言で言うと、チームの司令塔です。

チームメイトに的確な指示を出せる、

チーム1のラグビー理解者であらねばなりません。

 

f:id:tokumarugby:20200401020622j:image

 

スクラムハーフがパスしたボールを

最初に受け取り、パスをするのか

キックをするのか、自分で抜きにいくのか。

それを決めていくのがスタンドオフの主な役割です。

 

背が高いと、自分で抜きにいく時に

強いという利点がありますが、

1番の役割は司令塔としてのゲームメイク

ですから、そこまで重要視されていません。

 

また、スクラムハーフの次に

試合中多くボールを触ると言われており、

パスの回数も多いことから、

パススキルは必須です!

 

さらに、様々な種類のキックを

蹴ることができるスタンドオフの選手は、

相手からすると脅威です。

 

なので、スタンドオフで頑張りたい人は

ラグビーの勉強をたくさんすることと、

パスとキックをまずは上達させること

から頑張ってみましょう!

 

 

WTB (ウイング) 11番、14番

「走ってトライする人?」

という認識でいいと思います。

詳しい仕事はいろいろありますが、

主な役割は走ってトライを取ることです!

 

f:id:tokumarugby:20200401025238j:image

 

チームによっては高身長で

大型なウイングを起用しているところもありますが、

基本的に足が速ければ問題ありません。

 

最後にボールを受け取る場面が多いので、

快足をとばして走り切ったり、

相手をステップで抜き切ったり

ランニングのスキルが必須です!

 

極論いえば、足が誰よりも速く、

相手の誰にも追いつかれなければ

身長なんて関係ないですよね!

 

ただそのレベルの人なんて一握りなので

体幹をしっかりと鍛えたり、

体重もある程度つけたりと、

外に出されないように踏ん張る工夫や武器が必要です!

 

 

 

今回は背が低い人でも活躍できる

ポジションについて

SH.SO.WTBの3つ、紹介しました。

 

次回は、その他活躍できるポジションと、

ラグビーにおけるチビの武器について

続けて書いていきます!

 

是非ご覧ください!!

 

最後まで読んでいただき、

ありがとうございます!

体重のお話。(ラガーマン用)

こんにちは〜tokumaruです!

 

今回はラグビーする上で大切な

体重

について書いていきます。

 

f:id:tokumarugby:20200401140811j:image

 

これを読んでいただくと、

ラグビーする上で体重が大事であること。

適切な体重があることがわかると思います!

 

読んでいただけないと、、

 

「軽くてもスキルがあれば大丈夫」

「ただ体重を増やせばいいんだ」

 

といった、間違った解釈を変えられません!

 

ラグビー選手は、

 

陸上選手のように軽やかに走り、かつ、

お相撲さんのようなパワーをもち、かつ、

ウエイトリフターのような瞬発力をもつ。

 

極端に言うと、こういった体を

作らなければなりません。

 

ラガーマンにとって体づくりは

思ってるより奥が深いのです。

 

それを今から紐解いていきます!!

 

 

 

 

まず、体重の必要性についてです。

 

 

イメージしてみてください。

 

 

あなたが体重50キロだとします。

そこに体重100キロの人が走ってきます。

 

怖くないですか??

僕は怖いですね笑

 

でも50キロの人が走ってきたら、、?

どうにかなりそうですよね!

60キロ、70キロくらいだったら、、?

スキル次第でどうにかすることはできます。

 

ラグビーする上で当然、

全員が同じ体重なわけありません。

 

そこはスキルや筋力で

カバーしているのですが、

体重差があまりにもあると

吹っ飛ばされて怪我をします。

 

f:id:tokumarugby:20200401160432p:image

 

怪我をしないためにも最低限の

体重は必要ということですね!

 

 

 

 

次に適切な体重についてです。

 

ラグビー選手はポジションごとに求められる

適正体重、体格は異なります。

 

高校ラグビー全国大会、花園に出場した

高校の平均体重を紹介します。

 

特に体格の差が出やすいフォワードで

各高校の平均値を出すと 、
80~90kgの体重が全体の6割程度を占めています。

 

中には95kgオーバーの選手もいて、

残念ながらフォワードの体重と成績は

比例関係にあります。


このデータからも体重の重要性は

読み取れますね!

 

 

「上のレベルで活躍できる

フォワードになってほしい」

 

 

そう思うなら、小学生のうちから

ひたすら食べさせて体を大きくすること

が先決です!

 

f:id:tokumarugby:20200401161907p:image

 

バックスの場合、

体重はあればあるほど強力な武器になる

と言えるでしょう。

 

しかしこれには条件があります。それは、、

 

 

走れること。です。

 

 

当然ですよね!

フォワードとバックスの1番の違いは

スピードです。

 

バックスは足の速い人たちですから、

まずそこそこのスピードがないと

追いつけないのです。

 

追いつけないことには

タックルやヒットが強かろうが

その強みを発揮できません!

 

ですから、バックスで体重をつけるなら

 

自分の強みであるスピードを維持したまま

徐々に増やすことが大切です!

 

とはいえウエイトトレーニングを本格的に

始めるのは高校生くらいからでしょうから、

小中学生であれば食事が最も大事です。

 

脂肪分は最低限の分量は必要ですが、

現代の食生活では普通に食事していれば

必要量はほぼ賄えます。

 

出来る限り意識して、

高たんぱく低脂肪の食品を多く取りましょう!

牛乳やヨーグルト、納豆、魚、卵などが

よい食品の例です!

 

f:id:tokumarugby:20200401212821j:image

 

以上、体重の話をしてきました。

ラガーマンにとって体づくりは大切です。

食事、トレーニングなどを意識して、

理想の体重、体を目指しましょう!

 

最後まで読んでくださり、

ありがとうございました!