背が低いとラグビー不利なの? ラグビーにおけるチビの強み! 《後編》
こんにちは〜tokumaruです!
前回に引き続き、
背が低い子はラグビー不利なの?
ということについて書いていきます。
前回、背が低くても活躍できるポジション
として、バックスの中のSH.SO.WTB
の3つを紹介しました。
今回はフォワードの中から2つ紹介します。
フォワードはバックスに比べ
肉弾戦が多くなるポジションですので、
やはり大きい選手が多いですし、
その背の高さを武器にしているチームも多いです。
しかし、小柄でも工夫次第では
フォワードで十分に戦うことができます!
「身体は小さいけれどフォワードをやりたい!」
そう思っている人も、ぜひ諦めずに挑戦してみてください!
○ HO (フッカー) 2番
スクラムの最前列の真ん中で、
最も激しく体を張り続ける
フォワードの要です!
スクラム組むのに身長差は大丈夫なの?
そう思うかもしれませんが、
両サイドのプロップの選手との肩の位置
は合うように組むので問題ないのです!
スクラムの中にボールが投入されると
そのボールを足で蹴って自分のチーム側に
送り込むフッキングという仕事を
フッカーがしなくてはなりません。
身長が低いということは、
(いい意味で)足が長すぎず、
小回りが利く足さばきができます。
つまり、フッキングにも有利なのです!
さらに、身体が小さい代わりに
走力に秀でた選手になれば
タックルが起こるとできるブレイクダウンという密集に
素早く到達できるという利点があります!
○ FL (フランカー) 6.7番
一言で言うと、タックル職人です!
フランカーはフィールドを走り回り、
バックスのような働きをすることも多いです。
背の低いフランカーの選手は、
スピードを維持しながら
体重を増加させパワーをつければ、
むしろ脅威になります!
フォワードのように密集での肉弾戦を
求められる場合、腰の重心が低い方が
有利になるからです。
相撲などでは「腰が高い」と表現されますが、重心が高いとそれだけ衝突時の衝撃に耐えにくくなりますよね!
スピードがあり、かつ重心の低さを活かしたコンタクトができれば、
大きなフォワードを相手にしても
問題なく活躍ができます!
タックルを頑張りたいという選手には
もってこいのポジションですね!
前回からここまで背の低い子でも活躍できる
ポジションについて書いてきました!
最後に
ラグビーにおけるチビの武器
について書いていきます。
結論から言います。
低さ
です!
何言ってるんだって感じですよね。
フランカーの説明のところで
腰の重心の話をしました。
そこからも分かる通り、
ラグビーというスポーツでの最大の武器は
低いタックル・低いヒット
なのです。
ハイタックルという反則をご存知ですか?
肩より上のタックルは危険なので
ルール上反則と決められています。
ですから、ラグビーにおいては、
低いタックルが必要なのです。
これで分かったと思います。
背の高い人と背の低い人、
どちらの方が低い姿勢を取りやすいですか?
当然低い方ですよね!
また、背の高い人は的が大きいですから
タックルに入りやすいものです。
逆に背の低い人が、低い姿勢で
ヒットしてきたらどうしますか?
さらにそれより低い姿勢で入らないといけないですよね!
総じて低さの観点では
背の高い人より背の低い人の方が
圧倒的に有利なのです!
これを使わない手はありません!!
常に低さを意識して
タックルの練習、ヒットの練習
に取り組んでいきましょう!!
最後まで読んでいただき、
ありがとうございました!